ニンニク(蒜、大蒜、葫、学名:Alliumsativum)とは

ニンニク(蒜、大蒜、葫、学名:Alliumsativum)は、ネギ科(クロンキスト体系以前の分類法ではユリ科)の多年草で、球根(鱗茎)を香辛料として用いる。ガーリック(英語garlic)とも呼ばれる。日本ではニンニクやノビル(野蒜)など根茎を食用とするユリ科の植物を総称して蒜(ひる)と呼んでいたが、特にノビルと区別する場合にはオオヒル(大蒜)とも称した。生薬名は大蒜(たいさん)。語源は困難を耐え忍ぶという意味の仏教用語の「忍辱」とされる。5月頃に白い小さな花を咲かせるが、栽培時には鱗茎を太らせるために花芽は摘み取ってしまう。一般的に見かけるニンニクは分球ニンニクがほとんどであるが、一片種と呼ばれる中国のプチニンニクなどの品種もある。原産地は中央アジアと推定されるが、すでに紀元前3200年頃には古代エジプトなどで栽培・利用されていた。日本には中国を経て8世紀頃には伝わっていたと見られる。日本では仏教の思想にもとづき、江戸時代までは仏僧をはじめ公家・武士階級でも食べる事を禁止されていた。
update:2009年09月06日